去る9月24日、大阪の真門市にて、海洋堂様主催のARTTOYに特化したイベント、
WONDER TOY CONVENTIONが開催されました。
海洋堂様は、私の認識では、世界最大の立体物の祭典、ワンダーフェスティバルを主催されている会社です。
その海洋堂様がARTTOYだけのイベントを開催されるというのは、とてもとても意味があるものでした。
来月にソフコン第二回目を控えていて、ライバル的なイベントになるので、TOUMAが参加するのはどうかというご意見もありましたが、
ARTTOY業界全体のことを考えると、ARTTOYが根付くために海洋堂様のお力をお借りできるのは私にとってはとんでもなく意味があることでした。
2000年初頭、香港で、マイケルラウ氏がARTTOYの礎を築きました。
私はその作品にかなり刺激を受け、会社を辞めるにことになりますが、(目の病気が原因で辞めざるを得なくなり)
1年間の猶予を奥様にもらいました。1年で芽が出なければ、目を使わない仕事をして家族を養っていくという約束でした。
実際には途中で精神的にやばくなって入院したりしたので、厳密にいうと1年ちょっとでなんとかできたのですが、
そう、どうせ1年間の猶予があるのであれば、マイケルラウ氏が始めたARTTOYの分野で活動できたらと思って活動を開始しました。
香港のイベントにはすぐに出向き、台湾でイベントが立ち上がると聞いたらすぐに駆け付けたりもしていました。
しかしながら、日本でARTTOYというジャンルはなかなか根付くことができず、何度も何度も力及ばず・・・
自分だけの力では無理だと悟り、途中から優秀なクリエイターにお声がけしてソフビを作ってもらったりして
業界の人材の層を厚くすることで、業界自体を少しでも大きくして認知度を上げられたらと必死で尽力してきたつもりでした。
そのうち、特にお声がけした女性作家さん達の台頭が目まぐるしく、
デザフェスをはじめ、ワンフェスなどのイベントでもDESIGNERが作るソフビというジャンルが認知されていきました。
私が始めたころよりはかなりソフビという認知度は格段に上がってきたと思いますが、
まだまだ足りません。 大阪の盟友でもあるロケットジャックさんとソフコンを立ち上げようと去年から動き、
2022年4月になんとか形になり、思いもよらぬ反響があり、手ごたえを感じました。
あと少し。あと少しだと思う。そこへ海洋堂様からのお声がけ。
乗らない手はないと思い参加しました。
自分の作品が売れる、売れないというのは二の次で、(売れるにこしたことはないですが。活動ができなくなるので)
ソフビ、ARTTOYというジャンルのムーブメントが大きくなるほうが私にとっては嬉しいことなので、
今後もスケジュール的に問題がなければ、WTCには参加していこうと考えています!
と、熱いことを語ってしまったので、WTCの様子が書けませんでしたので、明日のブログで様子を書こうと思います。