ARTTOYの発祥の地香港。その香港で開催されていたHONG KONG TOY CONが終了してしまい、
その意思を継いで開催されたのが、このTaipei Toy Festivalでした。
私は第一回開催の時に、見学しに行き、第二回から参加していました。
その時の旬なアーティストがメインビジュアルを行っていた流れで、
私も2006年のメインビジュアルを担当することになりました。
主催からは、「世界を旅する玩具、Mr.TOY」というテーマで
メインビジュアルを作って欲しいということでした。
それまでの私の作風はナックルベアを代表するいかついどちらかというと格好良いスタイルばかりでした。
ですが、元々ゲーム会社でかわいいキャラクターもデザインしていたので、その可愛いキャラクターも
デザインできるところを見せれる大チャンスだと思い、かわいいシンプルなキャラクターをデザインしようと考えました。
単純な丸などで構成され、私の師匠がデザインしたSONICの遺伝子を少しでも入れたいと思い、少し斜めに配置した口で少しだけ
遺伝子を入れてデザインをしてみました。
地球の上を歩いている歯車がついた猫の玩具だけではちょっと弱いかもなと思い、
様々な国をイメージした衣装を着こんだ猫もデザインしました。
ここから、コスプレする猫というコンセプトをつけた記憶があります。
このメインビジュアルは台北の様々な場所で張り出されたり雑誌に掲載され台湾での認知をあげることが出来ました。
イベント会場で販売された紙バッグのデザイン。